沖縄電力の電気代、11月分から上がる。なぜ?うちはいくら?いま何をする?
沖縄電力の電気代が11月分から上がる。平均的な家庭で月1,578円の値上がりで、国の支援の終了と料金の見直しが理由。明細の使用量から、自分の家の値上がりの目安を出す方法と、いまやることをまとめたよ。
前回の記事では、沖縄の電気代を下げるために「自分ちの数字を見る→エアコン→お湯と冷蔵庫→制度」の順で見直す話を書いた。今回はその続き。
沖縄電力から、11月分から電気代が上がるという発表が出た。なんで上がるのか、自分の家はいくらくらい上がりそうか、いま何をすればいいかをまとめるね。前回の手順はここでは繰り返さないので、細かいやり方は前回の記事を見てね。
11月分から、平均的な家庭で月1,578円アップ
沖縄電力の発表では、従量電灯で月260kWh使う平均的な家庭(消費税等込み)の電気代はこう動くよ。
| 料金の月 | 電気代(モデル家庭) |
|---|---|
| 9月分 | 8,714円 |
| 10月分 | 9,174円 |
| 11月分 | 10,752円 |
10月分から11月分で 1,578円の値上がり。9月分と比べると、もう一段高くなる。
ひとつ注意。「◯月分」は沖縄電力の料金の月のことで、実際に電気を使った期間とはずれる。検針日は家ごとに違うから、「11月分」がいつからいつまで使った分なのかは家によって変わるよ。明細の「使用期間」を一度見ておくと混乱しない。
沖縄はただでさえ本土より電気代が高いし、10月でもまだエアコンを使う日がある。月1,500円ちょっとでも、毎月のことだから家計にはじわじわ効いてくる。
出典:沖縄電力(民間の電力会社)の発表「2026年11月分電気料金の燃料費等調整について」(PDF) ↗
1,578円の中身は3つ
| 理由 | 260kWhの家庭での値上がり |
|---|---|
| 国の電気料金支援の終了 | 910円 |
| 託送料金の改定に伴う料金の見直し | 590円 |
| 燃料費等調整 | 78円 |
① 国の支援が10月分で終わる(910円)
10月分の料金には、国の支援で 1kWhあたり3.5円の割引が入ってた(家庭向けの低圧の契約の場合)。260kWhなら910円分。
この割引は 2026年10月分で終わり。11月分以降も続くかどうかは、沖縄電力が発表した時点では示されていない。もし国が新しく支援を決めれば話は変わるから、ニュースや沖縄電力のお知らせはときどきのぞいておこう。
② 託送料金の改定で、料金そのものを見直し(590円)
託送料金っていうのは、電気を家まで届ける送配電網(電線や電柱など)の利用料のこと。これが改定されたのにあわせて、沖縄電力は 2026年11月1日から全ての契約の料金を見直す。背景は物価・人件費・金利の上昇、というのが沖縄電力の説明だよ。
10月31日をまたぐ月の分は、日割りで計算される。検針日によっては、ひと月の中で古い料金と新しい料金が日数で分けて計算される形になる。
見直しの影響(月額・税込み)はこんな感じ。
| 契約と使用量 | 値上がり |
|---|---|
| 従量電灯・260kWh | +590円(6.4%) |
| グッドバリュープラン・260kWh | +590円(6.5%) |
| Eeスマート・570kWh | +1,190円(6.6%) |
発表に載っているプランは、どれも6%台の値上がり。①の支援の終了とちがって、こっちは料金そのものの見直しだから、「一時的に高い月」というより「これからの基本の水準が変わる」と受け止めておいた方がよさそう。
出典:沖縄電力(民間の電力会社)の発表「託送料金の改定に伴う電気料金の見直しについて」(PDF) ↗
③ 燃料費等調整(78円)
燃料の価格の動きを電気代に反映させる仕組み。今回は260kWhで78円で、3つの中ではいちばん小さい。
ちなみに、明細に載ってる「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は1kWhあたり4.18円で、10月分から11月分で変わらない。ここは今回の値上がりとは関係ないよ。
うちはいくら上がる? 明細の使用量で桁をつかむ
モデル家庭の数字はあくまで260kWhの場合。自分の家の目安は、手元の明細から出せるよ。
1. 使用量(kWh)を見る
明細や沖縄電力のアプリで、ひと月の使用量を確認。夏の月と最近の月、両方見ておくと幅がわかる。
2. 支援の終了で増える分=「使用量×3.5円」
これがいちばん計算しやすい。260kWhなら910円。使用量が多い家ほど、そのぶん大きくなる。
3. 料金の見直しで増える分は、使用量が多いほど増える
260kWhで590円、570kWhで1,190円がひとつの目安。自分の使用量がこの2つのどのあたりかで、だいたいの見当をつけよう。
4. 燃料費等調整は小さめ
260kWhで78円。ここは誤差くらいに考えてOK。
この2と3を足せば、「うちはだいたいこれくらい上がる」という桁がつかめる。あくまで目安で確定額ではないから、正確な金額は 沖縄電力の電気料金シミュレーション ↗ で、自分の使用量を入れて答え合わせしてね。
いま何をする? 新しいことより「前回の手順をもう一周」
値上がりのニュースを見ると、何か新しい節電グッズでも買わなきゃって気持ちになるけど、慌てなくて大丈夫。いちばん効くのは、前回の記事の手順を、この機会にもう一回やることだと思う。
理由はシンプルで、①の支援終了の分も、②の見直しの分も、使用量が多いほど大きくなるから。使う量を少し減らせば、値上がり分もそのぶん小さくなる。
- 使用量を見る:さっきの見積もりで明細を開いたなら、もう半分終わってる。夏の月と比べて、どれくらい落ちてるかを見てみよう。
- エアコン:沖縄は10月もまだ暑い日がある。冷房を使う季節が終わる前に、前回書いた見直しのポイントをもう一度チェックするなら今月のうち。台風で家にこもる日は、エアコンも照明もつけっぱなしになりがちだから、そこも意識しておくといい。
- お湯と冷蔵庫:涼しくなると、お湯を使う量がじわっと増えてくる時期。夏のうちは気にならなかった給湯の使い方を、もう一度見直すタイミングだよ。
うちは賃貸だから、エアコンや給湯器を自分の判断で取り替えるのは難しい。だから、うちの場合は使い方の見直しが中心になる。それに、これから子どもが生まれると家にいる時間も電気の使い方も変わりそうだから、いまのうちに「うちはどこで電気を使ってるのか」をつかんでおきたいと思ってる。
プランや電力会社の乗り換えは「比べてから」
値上がりをきっかけに、プランの変更や電力会社の乗り換えを考える人もいると思う。ただ、どれが得かは使用量や、家で電気を使う時間帯によって変わる。共働きで平日の昼は家にいない家と、日中も誰かが家にいる家では、合うプランがちがってくる。
なので、決める前に必ず比べよう。
- 沖縄電力の中でプランを変えるなら、沖縄電力の電気料金シミュレーション ↗ に自分の使用量を入れて、プランごとの料金を比べる。
- ほかの電力会社を検討するなら、各社の公式サイトで同じ使用量を入れて比べる。料金だけでなく、契約期間や解約のときの条件も確認しておくと安心。
- 賃貸の場合は、物件によって電気の契約の形がちがうこともあるので、迷ったら管理会社に確認を。
「なんとなく安そう」で乗り換えるより、明細の数字で比べてから決める方が、あとで後悔しないよ。
まず何からやるか
- 1. 明細かアプリで、直近の使用量(kWh)を見る
- 2. 使用量×3.5円で、支援の終了で増える分の目安を出す
- 3. 料金の見直しの分(260kWhで590円、570kWhで1,190円)を目安に足して、値上がりの桁をつかむ
- 4. 正確な額は 沖縄電力の電気料金シミュレーション ↗ で答え合わせ
- 5. 前回の記事の手順をもう一周。エアコンの見直しは、暑さが残る今月のうちに
- 6. プランや電力会社の乗り換えは、シミュレーションで比べてから
数字や制度は変わることがあるから、最新は 沖縄電力(民間の電力会社) ↗ の公式のお知らせで確認してね。
この記事は 2026-10-05 時点の情報です。制度や金額は年度で変わります。手続きの前に、住んでいる市町村の窓口や公式サイトで最新の内容を確認してください。