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沖縄ファミリー通信 2026/09/08 公開
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💰 節約・家計🕒 2026/09/08 公開

NISAって結局なに? 制度の仕組みと、得すること・損すること【第1弾】

「NISAやった方がいいよ」ってよく聞くけど、結局なんなの? 非課税の正体、つみたて投資枠と成長投資枠の違い、そして損する側の話まで。沖縄の子育て世帯目線でまとめました。

「NISA、やった方がいいよ」ってよく聞くけど、じゃあ結局なんなの? って人、けっこう多いと思う。うちも共働きで、これから子どもが生まれるところ。将来のお金の話が急に他人事じゃなくなってきて、つみたてNISAで毎月少しずつ積み立ててる。

先に言っとくと、この記事は「儲かる方法」の話じゃない。制度そのものの話。何が得で、何が損なのか。手を出すかどうかは、それを知ってから決めればいいと思う。

※ここに書く制度の内容は2026年9月時点のもの。枠や税率は改正で変わることがあるので、最新は金融庁のNISA特設サイト(「NISA 金融庁」で検索すれば出る)か、口座を作る証券会社・銀行の公式ページで必ず確認してね。

そもそもNISAって何?「非課税」の中身

NISAは商品の名前じゃない。「この口座の中で買った投資商品の利益には税金をかけませんよ」という国の制度。言ってしまえばみたいなもん。

ふつうの口座(課税口座)で投資信託や株を売って利益が出ると、約20.315%(所得税・復興特別所得税・住民税)が引かれる。NISA口座なら、これが0になる。

数字で見た方が早い。仮に利益が10万円出たとすると、

  • 課税口座 … 約2万315円が税金で引かれて、手元に残るのは約7万9,685円
  • NISA口座 … 10万円まるごと残る

利益が50万円なら、差はざっくり10万円。これがNISAの正体で、それ以上でも以下でもない。

ここが大事なんだけど、非課税になるのは利益が出た場合だけ。損したら非課税のありがたみはゼロ。値上がりを保証してくれる制度じゃないし、元本保証もない。ここを都合よく忘れると痛い目を見る。

つみたて投資枠と成長投資枠 — どっちか選ぶんじゃない

NISAには2つの枠がある。

  • つみたて投資枠:年120万円まで。買えるのは、金融庁が定めた基準を満たす投資信託・ETFに限られる。基準があるぶん選択肢が絞られてて、初めてでも迷いにくい。
  • 成長投資枠:年240万円まで。個別株なども含めて対象が広い。

よく「どっち選べばいいの?」って聞かれるけど、選ぶんじゃなくて両方使える。合わせて年360万円。

もちろん、使い切らなきゃいけない枠じゃない。毎月数千円をつみたて投資枠だけ、でも全然あり。うちも枠を埋めるなんて到底無理で、無理のない額でちまちまやってるだけ。

年360万・生涯1800万って、うちに関係ある数字?

年360万は「1年に買える上限」。それとは別に、生涯の非課税保有限度額が1,800万円ある。一生のうちNISAの中に置いておける総額の上限、ということ。ただしこのうち成長投資枠だけで使えるのは1,200万円まで。

ポイントは、この1,800万は買った時の金額(取得金額)で数えること。100万円分買ったものが150万円に値上がりしても、枠を食うのは100万円のまま。値上がりした分は枠を圧迫しない。

正直、年360万を毎年埋められる家庭はそう多くない。沖縄は所得水準が全国でも下の方で、そのわりに子どもの数は多い。この上限は「そこまで入れてもいいよ」という天井の話であって、ノルマじゃないよ。

ちなみに旧制度は一般NISAが年120万、つみたてNISAが年40万だった。枠はだいぶ広がってる。

売った枠が「翌年」戻ってくる。ここが沖縄の家計にはデカい

今の制度の目玉がこれ。NISAの中の商品を売ると、その買った時の金額分の枠が翌年に復活する

たとえば家の頭金で200万円分を売ったら、次の年にその200万円分の枠がまた使える。生涯枠が減りっぱなしにならない。

これ、沖縄の家庭にとってはけっこう意味があると思ってる。子どもの数が多い家庭が多いぶん、教育費のピークが重なりやすい。上の子の進学と下の子の入学が近い、みたいなことは普通にある。「一回崩したら二度と枠が戻らない」だと怖くて手が出せないけど、戻るなら話が違う。

ただし注意。復活するのは翌年。売ったその年にすぐ使えるわけじゃない。ここは勘違いしやすいので覚えといて。

いいことばかりじゃない。デメリットもはっきり書く

  • 1. 損益通算ができない。繰越控除もできない。 課税口座なら、Aの商品で30万円損してBの商品で30万円得したら、相殺して税金を0にできる(損益通算)。引ききれない損は翌年以降3年間繰り越せる(繰越控除)。NISAはどっちもできない。NISAの中で出た損は、税金の計算上「なかったこと」になる。
  • 2. 損したら恩恵はゼロ。 上と同じ話だけど大事なので二回言う。非課税はあくまで利益が出たときの話。
  • 3. 口座は1人1つだけ。 複数の金融機関で同時には持てない。変更は年単位の手続きになるので、最初にどこで開くかは少し考えた方がいい。
  • 4. 未成年は使えない。 子ども名義でこの制度を使うことはできない。
  • 5. 元本保証はない。 銀行の預金と違って、減ることがある。

いつでも売って引き出せる — iDeCoとの一番の違い

老後資金の制度としてよく並べて語られるiDeCoは、原則60歳まで引き出せない。NISAはロックされない。いつでも売って現金にできる(口座に入金されるまで数営業日かかるのが普通)。

台風で雨戸や車がやられた、急に家電が飛んだ、旧盆や清明祭の出費が重なった。沖縄で暮らしてると、こういう突発の出費はわりとある。いざというとき引き出せるかどうかは、精神衛生上でかい。

ただ、これは「生活費をNISAに突っ込んでいい」って意味じゃない。値下がりしてるタイミングで売らざるを得ない状況が一番きつい。だから順番として、すぐ使える現金(生活防衛資金)を先に確保してから。一般的には生活費の数か月分と言われる。うちも建売の購入を検討中で、そのぶんの現金は投資に回さないようにしてる。

まず何からやるか

  • 1. 家計の「すぐ使えるお金」を数える。生活費の何か月分あるか。足りないならまず貯金が先。NISAは後。
  • 2. 毎月いくらなら、なくなっても生活が壊れないかを決める。台風シーズンや行事の出費も見込んでおくといい。
  • 3. 金融庁のNISA特設サイトで制度を一度ざっと読む。数字は改正されるので、この記事の数字も含めて公式で最新を確認して。
  • 4. 口座を開く金融機関を決める。1人1つ、変更は年単位。手数料と取扱商品を見比べる。
  • 5. 分からないことは、証券会社・銀行の問い合わせ窓口か、県内の銀行の窓口で聞く。「なんとなく」で始めないのが一番の防御。

次回、第2弾は「インデックスの仕組み」の話。オルカンとかS&P500とか名前は聞くけど、あれを買うって具体的に何を買ってることになるの? ってところをやります。

この記事は 2026-09-08 時点の情報です。制度や金額は年度で変わります。手続きの前に、住んでいる市町村の窓口や公式サイトで最新の内容を確認してください。